第二世代OGAB法の概要

 従来のOGAB法(以下第一世代OGAB法と呼ぶ)は、通常15個程度の遺伝子断片の集積が可能であるが、これ以上の多数のDNA断片の集積は困難であった。形質転換効率の高い、できるだけ繰り返しの度合いの高いタンデムリピート状のライゲーション産物の作成には、用いるDNA断片のモル比が揃っていることが最も重要であるが、集積対象の断片が増えるに従い、特にDNA断片のサイズが揃っていない場合に、モル比を揃えることが困難となる。そこで、すべての材料となるDNA断片をできるだけ同じ長さになるように設計し、かつ同じ長さの大腸菌のプラスミドベクターに連結することにより、集積材料のDNA断片をクローニングしているプラスミドを丸ごとDNA濃度測定に供することで、できるだけモル比を合わせやすいようにした。本法を第二世代のOGAB法という。これにより、従来にはない50以上のDNA断片を一回の形質転換で集積することが可能となった。