理事長のご挨拶

 

高機能遺伝子デザイン技術研究組合(TRAHED)は、2012年に設立されました。主に高機能な微生物による高生産なものづくりを目的として、遺伝子の合理的な設計及び合成による機能性物質生産に関する試験研究、委託研究を行っています。

 

TRAHED組合員として多数の企業、大学、独立行政法人等が参加した経済産業省からの委託事業(2012~2016)では、合成生物学的手法にいち早く挑戦し、物質生産に関連する多数の遺伝子を一度に扱う手法を確立しました。多数の遺伝子を連結した比較的サイズが大きい「長鎖DNA」のキーワードを生み出したのはTRAHEDです。

 

低分子抗体の設計と高生産システムの確立を目的とした次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業(国立研究開発法人日本医療研究開発機構、2015~2020、*2014年度はMETI所管)でも、長鎖DNAの活用と生産細胞の合成生物学的な構築を行って成果を挙げています。

 

2019年には、TRAHEDの独自事業として、ゲノムを合成し細胞への導入を目的とするゲノム合成研究センターが発足しました。TRAHED独自のゲノム合成手法を基盤とし、ゲノムと遺伝子開発に総括的に取り組み、物質生産だけでなく、基礎研究への貢献も目指しています。

 

 

令和元年7月吉日

高機能遺伝子デザイン技術研究組合 理事長

TRAHEDゲノム合成研究センター長

板谷 光泰